ver.遊戯
「ちょっと趣旨変えしてみたんだがデュエルしないか?」
そういう電話がかかってきたのはついさっきだ。
「いや、お前が空いてるときでいい」
空いてる時間はないがお前のために空けてやろうと言うと、無理するなと言うが声はうれしそうだ。
このツンデレめが。素直じゃない。
「うるさいな、ツンデレ具合はお前が上だろ」
海馬はニヤニヤと笑って電話を切り、内線で告げた。
――今日の予定はすべてキャンセルしろ
磯野の悲鳴が聞こえたのは言うまでもない。
ver.アテム
「セト!遠乗りいくぞ!」
何を急におっしゃいますか、とセトはパピルスの束から顔を上げる。
「いいだろ、最近色々ありすぎて全然行けてないじゃないか」
警護のために部下も連れて行かないとですねと冷たく笑ってみると、
「え、あいつらもくるの」
残念そうだ…ファラオはまだ若くていらっしゃる。
父上が早くにお亡くなりになって甘える先がなかったファラオの心の友はこの私以外いないのだからなフハハハハハ
「遠乗りじゃなくていい、お前の部屋でいい。遊戯盤で遊ぼう」
さしずめ寝台が盤といったところですねと小さく言うと、彼は顔を真っ赤にした。
「セト、この変態野郎め!」
変態で結構、変態でないわたくしを想像して御覧なさいとセトは笑った。
アテムは結構素直だとおもうんです。たぶん。
セトは結構余裕があるとおもうんです、ファラオの愛に関してはwww
一緒に居る時間が長いからあせらないし裏切ることもないと過信。
現代っ子たちは駆け引きをたのしみつつライバルでありつつ
素直になったらなったほうが負けのように張り合ってます。
PR