
ベクセリアにて。
ロトはちょっとルーフィンに近いところがあるので、
ナインがルーフィンをぎゃんぎゃん言うのに対してルーフィンのフォローをしたりします。
小SS
ベクセリアは町とは言えど、外から見ると要塞のようである。
狭い入り口の脇には門があったらしき跡が残っているし、階段が多く、町の中から外を見ることができる作り、障害物が無く見渡せる草原…
「どうです、ロトさん。ベクセリアの造りって面白いでしょ」
「いやー面白いです。こういうの好きなんです僕」
興奮して話すルーフィンとロトを横目で見て、サンディとナインはため息をついた。
「歴史オタクというか、建造物オタクというか…」
「わたしは生き物のほうが好きだな…」
病魔の事件の後、ルーフィンは子供たちに勉強を教えるようになった。
エルシオン学院の受験対策にもってこいだという噂がどこからか流れたおかげで、セントシュタインだけでなく遠い町からもベクセリアに引っ越してくる人が増え、病魔で減ったように思えた町の人口と活気はすぐに元通りになった。
「ねえ、ナイン」
サンディは階段の上から町を見渡した。子供たちのはしゃぐ声が聞こえる。
「人間って不思議だね。あんなにヤバソーってなってたのに、もう何もなかったみたいな」
「そだね。…色々激しいんだね。減ったり増えたりさ」
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