この作品では、パロディーのカイトが本編に、
本編のカイトがパロディーに、ソウルチェンジしちゃったというギャグ話です。
↓
「あー、カイト!」
たっ、たっ、と、エルクが歩いてくる。
「電波!!」
「え」
「だって、エルクじゃん・・・」
「・・・カイト大丈夫?」
なんだ、なんだ。あの電波で可笑しいエルクが随分まともな―――
「カイトだ~(^^)やっほ~」
「ひっ、江戸っ子!!」
「はぃ?」
ミストラルはエルクの方にゆっくりと顔を向ける。
「カイトどうしちゃったの?」
「ぼくも分かんないよ。なんか、おかしいのは分かるんだけど・・・」
おかしい?おれが?電波と江戸っ子に言われたくない・・・
というか、なんか周りが違うような・・・気のせいか?
「仕方ない、バルちゃん呼ぼ」
「バ、バル??!」
あいつだ、あのUノザワシンと科学命のSF変態マニア!
「・・・・・・」
「どうしちゃったの、カイト?なんか性格違うみたいだけど」
「おれはおれです」
「やっぱり別人だ」
「病院直行だね」
「可哀相・・・しばらくバイバイなんだね・・・(T T)」
「・・・て、何勝手に話し進めてるんだよ!まず、異常じゃないからな」
ミストラルはバルムンクにメールを送った。
その間にエルクが心理テストをいくつかすることにする。
「好きな人は」
「言えるか、そんなこと」
「えっと・・・ブラックローズの隠してた事は」
「え、実はおれの母親かもしれないってことだろ?」
エルクは杖を落としかけ、大げさに泣きついた。
「ミストラルぅー、カイト重症ー」
「待っててね、カイト・・・。今、彼来るからね!」
なぜか気合を込めて、ぐっ、と拳を握るミストラル。
瞳は微妙に空を見上げており、まるで巨●の星のようだ。
その「待っててね」の言い方が、急病人に話し掛けるような口調であることも、気になる。
「てゆーか、彼って何!?」
「バルちゃん」
「ちゃん!?」
「それは私の趣味だけど・・・(^^;」
イマイチ話が通じない。
「あっ、来たー」
来た。そう言われてゲートの方を見れば、白銀の剣士がこちらに歩いてくる様子がばっちりと映る。
「どうした、ミストラル?カイトがおかしいとあったが」
「おかしくなんてないって」
バルムンクはカイトをじっとみつめた。
「お前はカイトだがカイトじゃないな?」
「ややこしいわ!!」
「じゃあ、カイトはどこに・・・」
「てか、おれを無視するな!バルムンク、なんでおれがおれじゃない、と?」
――しばしの沈黙。
「カイトはもっと素直だ」
「きゃー☆」
なぜかミストラルが顔を伏せ、嬉しそうに叫んだ!
エルクは、始まったよ・・・というような哀れんだ瞳を発狂している若き奥様にむける。
「バルちゃん、それはどういう意味で??」
「ミストラル、顔に出てるよ・・・」
「どういうって、あーゆう意味も無い事は無いが」
バルムンクがさらりと述べた言葉に過剰反応したカイト――いや、パロ●ィーのカイトは。
「あーゆうってどういう!?」
「お子様は知らん方がいい。(笑)」
「最悪だ・・・変態だ・・・」
そのころ、パロ版に飛ばされた、本来のカイトは。
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